アルプスから高尾山

国際結婚しスイスに5年住んで帰国した主婦が日本とスイスのギャップに弄ばれる

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オバサンではなくオジサンに着実に近づいている自分に気づいた日曜日

旦那不在により私1人で2人を追いかけ回す週末も今日で終わり。

珍しく子供たち2人で遊んでくれていたので飽きずに鏡の中の自分の疲れた顔を覗き込む。

自分の見た目が老けたなと一番感じるのは電車の窓に映る自分の顔を見たとき。
あれ、なんであんなに目の下のシワとかクマがおぞましく映し出されるのだろう。
ショックで思わず顔を背けたくなる。

自宅の洗面台の鏡は明るいLEDが顔を照らしてくれるからまだまし。
いつのまにか顔中にできた細かいシミやちりめんジワはハッキリと映るが、もう怖くない。
現実と受け止めるまでに多少の時間は要したが。

自分の小さくない顔を隅から隅まで観察する。
ところ狭しとそばかすやシミが並ぶ。

そばかすとシミの境界線は何なんだ。
ニキビと吹き出物みたいに、年齢によって呼び名が変わるだけなのだろうか。

小学生のころからそばかすに悩み、中学生でニキビが出来始め、そばかすなんて憎きニキビにくらべたらかわいいもんだったと考え直す。
そしてニキビも消えて肌のことなんてあまり気にしなくなり化粧も落とさずに寝たりしていた20代。

30代になり2度の妊娠&出産を経験。
その度にシミがうゎーっと倍増した気がしている。

この大量のシミを消すのはレーザー治療でもしないといけなそうだし、そんなのに手を出したら歯止めがきかなくなりそうで怖い。

そして、せめて清潔感のあるオバサンになりたいと意を決して始めた歯列矯正。
歯に並ぶブラケットの観察も怠らない。
先日、息子のヘッドバットを口元にくらいイヤな感じがして下の歯を触るとグラグラ動くことに気づいた。
20年以上も歯のグラグラを体験していない。
そしてグラグラしているのは乳歯ではない。

青ざめてネットで調べると、これは歯を動かす過程で普通に起こることらしいと知り胸を撫で下ろすが、そんな不安定な歯でこの先また息子の攻撃を受けたらいつか抜けてしまうのではないか。
この先も不安は続く。
清潔感が欲しかったのに歯抜けになったら元も子もない。
歯が無いけど清潔感がある人ってどんなんよ。
赤ちゃんか。
なれそうにない。


そんなことを乗り越えながらも徐々にまっすぐに並び始めている一人一人の歯たちに頑張れよとエールを送っていると、ふと口角のところに佇んでいる奴を見つけた。


毛。


鼻の下には女性でも産毛のようなヒゲが生える。
小学生のころからクラスに1人はヒゲが濃い女の子がいたりした。
でも、口角の上部にやたら太いのがたまに顔を出し始めてもう3年。
小学生のころは自分の口の回りにまさか眉毛みたいな太さの毛が生える日がくるなんて夢にも思わなかった。

それが今日は口角の上部ではなくちょうど隣。
太さも眉毛レベルで黒々としている。

アゴヒゲが生えるのも時間の問題。

しかし納得がいかないのが、若いときに調子にのって抜きすぎた眉毛は一向に再生してこないのに、今まで毛が無かったところに立派な奴が生えてくること。
それが老化現象だとは百も承知だが、悔しい。

今の若い子たちは太眉が先に流行って本当にラッキーだね。
抜く手間は省けるし今後また細いのが流行っても対応できるから。
逆になってしまったアムラー世代の悩みなんてわかんないよね。


30代にして将来アゴヒゲをたくわえる予感がする私は思うんです。

毛はまだ『抜ける』から良かったと。

もし毛が抜けなかったら毎日切ったり剃ったりしないといけないわけで、すごい仕事。
今のところ一度抜けば数日~数週間は生えてこないから助かる。


なにこのポジティブさ。




昨日、井の頭公園にいたビックリするほどおしゃれして子供連れてる綺麗なお母さんたちもヒゲに悩んだりしてるんだろうか。



この前まで30代は妊娠と出産のせいでお腹膨らませたり胸膨らませたりしてるから、40代になったらスッキリしてオシャレするぞなんて思っていたけど、甘かった。

オシャレしたければ服を全部メンズに買い換えなければいけないかもしれない。




しかし何故に私の男性ホルモンは私を急いでオジサンにしたがるのか。
私が子育てを育メン旦那に任せ過ぎているのを戒めるためだったりして。


だとしたらうちの人は言わないけどこっそり母乳出ちゃってるな。