アルプスから高尾山

国際結婚しスイスに5年住んで帰国した主婦が日本とスイスのギャップに弄ばれる

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アラフォーシンドローム

「年齢なんてただの数字だよ」

私と同年代の女友達がキメ顔で言ったセリフに対し、空気読まない外国人代表のうちの人がすかさず言い放った一言。

「それ言うのってオバサンだけだよね~」

彼女にしっかり睨み返されていたのは言うまでもない。

良い意味で期待を裏切るバナナワニ園

熱川に来た理由はバナナワニ園に行きたかったから。

もう宿も予約し終え出発する日を指折り数えていたある日、姉夫婦に会った。

姉「そういえば、旅行はどこに行くか決めたの?」

私「うん、熱川にしたよ。バナナワニ園行きたいから。」


それを聞いた姉は、なるべく誰も傷つけないように、わだかまりを作らないように一生懸命言葉を選びながら、彼女の旦那さんが以前行ったらショボかったと言っていたことを教えてくれた。
※あくまでも一個人の意見です。


それでも私の心は熱川から動かなかった。
必ずバナナワニ園に行ってやるのだ。
バナナとワニを愛する息子のため。
そしてもう発生する期間に入ってしまったホテルのキャンセル料を払わないため。


ホテルをチェックアウトし、ホテルで買うと割引になるチケットを購入し、伊豆熱川駅までホテルの送迎バスで向かう。

駅の反対側ではバナナとワニたちが私たちを待っている。


あった。



入り口


すぐさま姉との会話が頭をよぎる。
可愛らしい公式ウェブサイトと古い建物のギャップがショッキングではある。

入り口で説明を聞くところによると、この施設は植物園、ワニ園、分園と3カ所に分かれており、全て見学すると約1時間半かかるとのこと。



ではここからネタバレ注意のざっくりダイジェスト。



植物園に入るとすぐに客を迎えてくれるのは、なぜかルネサンス調な天使があしらわれた池の中を泳ぐ見事な鯉。
鯉密度高め。





これは日本でここでしか見れないというアマゾンマナティーのじゅんと君。
我々が着いたときは水槽の下に沈んで岩のようになっていたが、人の気配を察して顔を見せてくれた素晴らしいサービス精神の持ち主。






タツノオトシゴのような形の食虫植物。






アフリカツメガエル。アルビノだから目も血液の色が見えて赤い。
たまに動く。





ルネサンス。





世界一大きな葉をもつ植物。





花らしからぬ色した花



お次は主役のワニがワニワニいるワニ園から分園まで一気にいってみよう。




人間どもを食べようと動くと必死についてくる子ワニたち。




ワニ




ワニ




ワニワニ




レッサー




パンダ




バナナ




コーヒーの木はコーヒーノキって名前なんだね。




受付のお姉さん、1時間半で見てまわれるだなんてご謙遜も甚だしいですわ。
我々3時間みっちり楽しみました。


レッサーパンダが愛らしい。
バナナレッサーパンダ園になるのも時間の問題であろう。

伊藤園ホテルで蟹食べた後に知らない人たちとカラオケしてみた

とってもお得な価格設定の伊藤園ホテル熱川に泊まり、今ブログを書いているということは帰りの無料バスも事故らず無事に我が家についたということ。


alpestakao.hatenablog.com


昨夜の夕食は盛りだくさん。

  • 通常のバイキング
  • アルコール含めたドリンク飲み放題
  • ベニズワイ蟹とトゲズワイ蟹の食べ放題
  • マグロの刺身と寿司の盛り合わせ一人一皿


バイキング会場には開始時間の3分前に着いたが既に長蛇の列。
勝手がわかっている伊藤園ホテル常連客も多いんだろうな。
時間になり席に通され広い会場を見渡すと、蟹ブースにはすでに人だかりが。
流石このホテルを選んだ方々。
とことん元とってやるぞっていうやる気が見える。
私も初心者ながら蟹を食べた。
できるだけ蟹を。

そしてはしゃぎすぎた長男が旦那の膝の上で寝落ちしてしまったので、動けない旦那の分も私が取りにいくハメに。
ひたすら蟹とビールへ往復。
もう食事してるんだかウォーキングしてるんだかわからないくらい歩いた。

気がつけば人もまばらになっている。時間を見るともうそろそろバイキング終了の時間。結局最初から最後までいてしまった。

たらふく食べて飲んでいい気分。スイス人の義理両親も一緒に家族みんなでカラオケをしてみることに。

カラオケは2部屋あって、どちらも結構広い部屋。
防音設備はないようで音は外にダダ漏れ。
照明がやたら明るいせいでちょっと恥ずかしい。
部屋の入り口はカラオケなのにまさかの引き戸。もう一方は自動ドア。
引き戸の部屋に入ってみると親子連れが歌っていたが、「こんばんは〜」と遠慮なく入って行くと、「私たちもうすぐ終わりますから〜すぐ出ますからどうぞ〜」と言われてしまった。
ほろ酔いで楽しくなっていた私はぜひご一緒したかったが、いきなり長身外国人が数人入ってきたので気持ち良さそうに歌っていたお父さんの酔いも覚めてしまったか。

私たちのみになったガラーンとした部屋で義父と私がフランス語のシャンソン祭りを繰り広げていると、息子は飽きてきた。
義理両親は、自分たちも疲れたし息子たちを連れて部屋に行くと言ってくれたので、遠慮なくお願いすることに。


ここからますます好き勝手に歌っていると、誰かが部屋を覗いてすぐに引き戸を閉めたのに気づく。
ウザいところがある私はすぐさま引き戸を開けて外にいた二人組を呼び止めた。
中学生の二人組だった。

「一緒に歌おうよ〜」

おばさんの誘いを受け入れた勇気ある少年たちは、気を使ってくれたのか私の年代でも知っている90年代のヒット曲をとても上手に歌い上げた。

せっかく盛り上がってきたのに引き戸の部屋はもう午後10時の終了時刻を迎えてしまう。

歌い足りない私と旦那は自動ドアの部屋に移動して、熟年カップルのデュエットを聴きながらそれぞれ演歌を一曲ずつ入れて、居合わせた皆さんから温かい拍手をいただき、いい気持ちで部屋に帰っていきましたとさ。


私がステージで歌ったのはスイスのカラオケ以来だった。



alpestakao.hatenablog.com





旦那はスポットライトが眩しいというサブい理由でステージの隣に立って歌うの図。

曲は十八番の北酒場。

伊藤園ホテルに泊まってみた

旦那の両親がみんなで旅行しようと提案してくれた。
どこに行こうか悩んだが、JRの広告をしょっちゅう目にしていたこともあり、is beautiful 伊豆でしょうということになった。

では伊豆といっても広いがどこにしようかまた迷う。
初めての孫付きの旅行なので孫が喜びそうなところ。えーとえーと。
長男が好きなもの。

バナナ

バナナワニ園って熱川にあったよね。

熱川に決定。

ホテルは安ければ安いに越したことはないと、激安チェーンで有名らしい伊藤園ホテルに泊まってみることにした。

ネットを見ているとあまり良くない口コミも目につく。古いとか汚いとかもう二度と行きませんとか。

少々不安になるが、一泊2食付き(バイキング)で夕食は飲み放題付きで、蟹まで食べ放題で八王子からの送迎バスも今は無料キャンペーン中で税別8000円しないっていう訳わからない安さ。

この安さがますます不安を煽る。
でも試してみる価値あるでしょ。
無料のバスが事故りませんように。


そんな心持ちで出発し、チェックインしてこんな季節にサーファーを避けながら海水浴して温泉にも浸かり、今のところ特に問題なし。


バスは事故らなかっただけでなく、運転手さんはとっても親切で感じのいい人だった。


ホテルは確かに古いが従業員の方々も笑顔でおもてなししてくれた。


部屋からは見渡す限り海。
視線を落とせば散り始めてはいるがまだまだ見頃の桜。
地ビールを飲みながらのんびり静かにブログを書ける幸せよ。


旦那は暴れん坊を連れて入浴中。


あ〜産んだのが男でよかった。

我が家でも事件は起きる

旦那の両親がやってきた。


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※イメージです


我々の住む決して広くはないアパートに2週間泊まることに。
来る前から何かしらあるだろうと思っていたが、早速ちょっと面倒なことがあった。

義母の天然ぶりを垣間見るにはぜひ下記のブログをご参照いただきたい。
alpestakao.hatenablog.com

彼女は自称『元・完璧主義者』で、身の回りは綺麗にしていないと気が済まない性格だったが最近は完璧主義は疲れるのでほどほどにすることにしたらしい。
しかし今でも人の家に泊まるとなると台所やらお風呂場やら何かと掃除をしたがる。

スイスで私たちの家に来るときも同じだった。
私は自分がズボラで適当なので彼女に掃除をされると「あなたもこのくらいやりなさい」と言われているような気がして非常に嫌だった。

今思い返すと卑屈な考え方だったなとも思うが、大人げない言い方をすれば本当にマジで死ぬほど嫌だった。
自分でもなぜだか解せないが、相手が姑というポジションであるだけで、嫌なことをされると同じことを友達にされるのの100倍くらいムカついた。

これは単に旦那をめぐっての嫉妬という感情だったのだろうか。
あるいは彼女はおっちょこちょいで子供のお尻に塗るクリームを顔に塗ったりする人なのに、時折デキる主婦のように振る舞うのに腹が立ったのかもしれない。
彼女のおっちょこちょいネタは山ほどあるが一度に出すと悪口ブログのようになるので、偽善者の私はチョロ出しでいくことにしよう。


そんなふうに姑に対して謎にビリビリ敵対視していた時期も過ぎ、今では彼女に慣れたのか自分が年取って疲れたのかとにかく以前のイライラはなくなってきた。


そして数年前までは素直に認められなかったが、普段の義母は笑顔も性格もとてもチャーミング。
私の友達に会わせれば皆べた褒めする。
「すてきなお義母さんね。とっても優しいね。」

そう、彼女とってもいい人なのだ。
きっとうちの掃除をするのもただ純粋に私を手伝おうと思ってやっているのだと思う。
でもお節介。
いい人でもお節介が過ぎると一緒にいて疲れてしまう。


そして今夜の夕飯後に事件は起こった。
食べ終わったあとに義母は台所の後片付けをすると言ってくれたが、私は自分でするから結構ですと断った。
もともと台所仕事は嫌いではないので苦にならない。
むしろ彼女は『元』は付くが完璧主義者なのに洗い物が得意ではない。
スイスにいたころも彼女が洗った食器には汚れが残っていて次に使うときに洗い直さなければならなかった。
それもあって私は食器を自分で洗い、水切りラックに置いておいた。
(我が家には食器が少ないし私は面倒くさがり屋なので、洗ったものを毎回すべて棚にしまわずに置いたまま乾かして翌日の朝そこからとって使用する。)


洗い物を終え子供を寝かせる準備をしていると、台所からカチャカチャと食器のぶつかる音がした。
見にいくと義母が私の洗った食器をすべて拭いて棚にしまおうとしていた。



数年前までの自分なら、ここで彼女に「私やるんで大丈夫ですよ~」とか作り笑顔で言って、彼女が寝静まったころに旦那にこう言っていただろう。

「お義母さんに、私が片付けるって言ってたのに何で彼女やっちゃってたの?お母さんが洗い物するとキレイになってないからイヤだって言ってんじゃん!ちゃんとあなたからやらないでって言ってよね!」



自分で文章書いててもつくづくイヤな嫁だったなと思う。
今もこんなことブログに書いてるんだからイヤな嫁には変わりないが。


しかし今の私はもう自分で彼女に言いたいことを言うようになった。

「お義母さん、食器拭かなくてもいいですよ。私はいつも置いたまま自然乾燥させる方が好きなんで。朝もどっちみち同じ食器を使うのでしまわなくても大丈夫なんです。」

そしてここで引き下がらないで頑張るのがお節介お義母さん。

「私はただあなたのことを助けたくてやっているだけなのよ。子供のこともやらなければいけないし大変でしょう。
私はここに泊まっているから何かやらなくてはという義務感でやっているわけではなく助けたいだけなの。」



「お気持ちは大変ありがたいんですが、棚にしまおうとしている食器はまだ水滴が残った状態です。
これはそのまましまったらきっと細菌が繁殖して臭くなりますよね。」


とは流石に言えないが、


「お気持ちはありがたいですが、お義母さんに、私がやる必要がないと思っていることをやってほしくないのです。あなたの思いやりの気持ちは伝わっています。ありがとうございます。」


と言ってみた。

私も言いたいことを伝えられてすっきりしたし、彼女もそれなら納得したと笑顔を見せてくれた。

ちょっとだけはっきり言いすぎたか心配になったので隣でニヤニヤしながら我々のやりとりを聞いていた旦那に確認したら「大丈夫だよ。言いたいこと言って言って~」と言われた。




スイス人と付き合い始めてから学んだこと。
それは少なくとも彼らには、日本でよくある『人の気持ちを汲んで』っていうのは通用しないし、そんなこと思っている時間が無駄だということ。
そしていらない喧嘩を招くだけ。
それは恋人だけでなく家族や友達に対しても。


なんで私の気持ちわかってくれないの。

言わなくてもそんなことくらいわかるでしょ。


いや、人って本当に言わないとわかんないらしい。

しばらくはいつかは分かり合えるなんて儚い期待を捨てきれずにいたけれど、そのころは辛かったな。


ようやく関係がマシになってきたお義母さんは今夜、私の作った味噌汁を美味しい美味しいと言っておかわりまでしてくれた。
そしてスイスに戻ったら自分でももっと作ってみようと言った。

私が引っ越しのときにスイスの両親の家に残してきた味噌で作ればいいじゃないかと言うと、お義父さんが家に出汁の素がないなぁと言った。

ミゾスープの一件で出汁のことを覚えてくれてると喜んだのも束の間、私はその後のお義母さんの発言を聞き逃さなかった。



「ダシ?なにそれ?」





お義母さんとの距離を縮めるにはもうちょっと時間がかかりそうな気がした夜だった。

寝かしつけってナンデスカ? 一人で寝る子の作り方

先日、私が参加している親子参加型サークルのお泊まり会があった。
それで思い出した。
日本とスイスの育児において大きく違うのは子供の寝かせ方であることを。

夜になり消灯すると、母親達はみんな我が子の隣に添い寝した。
まあこれは布団が親子で一組だったから当然なんだけど。


日本では生まれたての赤ちゃんは親と同じ部屋にベビーベッドか赤ちゃん用布団で寝る場合が多く、ある程度大きくなると親と添い寝をする。
スイスのみならずヨーロッパの国々では生まれたての赤ちゃんにはすでに一人部屋が用意される。

そして、そこで1人でベビーベッドで寝る。


私は妊娠中も仕事をしていたのだが、ある日、日本人とスイス人のハーフである上司(ど若く見えるがアラフォー2児の母)から結構な勢いで迫られた。


「あなた、子育ては日本式で行く気じゃないでしょうね。自分の時間を大切にしたかったら絶対ヨーロッパ式がおすすめよ!後悔しないように気をつけるのよ!」


目の前に迫る出産のことばかり考えていた私はその後の子育てについて考える脳みその余裕は持ち合わせていなかった。
初めは何のことを言っているのか分からなかったが、聞けば『寝かしつけ』についてこれから母親になる予定である私に助言したいということだった。


「日本の母親達は子供たちと一緒に寝るでしょ?毎晩子供の隣に何十分も添い寝して、うっかり自分も寝ちゃったりして、そんなこと何年間も毎晩繰り返すのイヤじゃない?」


まぁ言われてみれば大変なことだ。
ヨーロッパでは寝かしつけをしないという噂は聞いたことがあったが、ちょっと子供に対して冷たい感じもする。
第一うちの小さなアパートには子供部屋にするための部屋は余っていなかった。
ヨーロッパ人なら迷わずより大きなアパートに引っ越すのだろうが、時間的にも経済的にもそんな余裕はない。


「うちは子供部屋が無いからヨーロッパ式は難しいかな」


引っ越せないんだから仕方ない。だが彼女は引き下がらない。


「部屋は一緒でもベッドは親と分けて、先に子供を一人で寝させることね。」




子供が生まれ、初めのうちは抱っこしているうちに寝た子供をベビーベッドにそっと置くというパターンが多かったが、先輩ママのアドバイスに従い、たまに起きている子供をベッドに寝かせ、「おやすみ~」と言って部屋を出たりしてみるようになった。
ドアを閉めると泣き始めると気づいたので、ドアは半開きにし、隣の部屋にいる私と旦那の声が聞こえるようにしてみた。
数分後に部屋をのぞくともうすやすやと寝息を立てている。

(おやおや、うちの子結構すんなり寝てくれるじゃん)


そして、ズボラで人生どうやってサボろうかとばかり考えている私は積極的に子供を一人で部屋に寝かせてみた。

たまに泣くこともあった。

ここですぐに部屋に入ってはいけない。ここでどのくらい待つかは個人差があるが、数分経っても泣き止まなかったら部屋に戻る。

そしてすぐに抱っこしてはいけない。背中をなでなで。手を握ったりも。


こんな感じで一人でベッドで寝る子ができあがった。
うちの長男は周りの親をやった経験のある方々によると手のかからない子に入るらしいから、それもあって結構すんなりと一人で寝るようになったのかも。


2歳になるころから部屋を薄暗くし本を読むという入眠儀式を取り入れ始める。
本を読み終わった後は、彼が起きていても親はおやすみと言って部屋を出る。

たまに寝たくないときは様々な注文がくる。


「ノドかわいた~。お水ちょうだ~い」

「おしっこ出るからトイレ行く~」

「ダンプカーといっしょに寝たいから持ってきて~」


2歳半のときに弟が生まれ、赤ちゃん返りが始まり私たちと一緒に寝たがるようになる。
注文は続く。

「パパにおやすみ言い忘れた~パパよんできて~」

「弟にもおやすみのキスしたい~」

「ノドかわいた~。お水ちょうだ~い」


そして何度もおやすみのハグを求められる。



最近は私が夕飯の後片付けをしている間に旦那が長男のために本を読むことが多い。

旦那は毎回のように息子の隣で寝落ちしてしまうので、結果、我が家ではヨーロッパ人が添い寝している。

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花より団子でいいじゃない

今週のお題「お花見」


東京は多摩地域に引越して初めての春を迎える私は、
東京の桜満開宣言を聞いても
「こっちはもっと遅いんだろうな」
なんてたかをくくっていたが、今週気温が上がり我が家の近所の桜もあっという間に開花。
今朝ママチャリで買い物に行きがてら通りの桜の木を見上げると昨夜の強風のせいか花びらも落ち、葉桜になりつつあるではないか。

「明日お花見なのに。ついでに来週末も遅咲きの桜を見に小金井公園へ繰り出そうと思って友達家族を誘っているのに。」

こんなにあっという間に散るとは思っていなかった。
ちょっと残念な気持ちになる。

でも
「花が無いならお花見キャンセルにしよう。」

こうはならない。
なぜなら私がお花見をする目的のうちの90パーセントは友達と会って外で楽しく食べて飲むことだから。桜には申し訳ないが花の観賞は10パーセント。


ここ最近のことはわからないが、数年前まではお花見に行くとブルーシートの上ではしゃぐサラリーマンの方々が見かけられた。
彼らは花を見たいからというより、たまには外で飲んだ方が居酒屋で飲むより気持ちがいいからお花見をするのではないだろうか。
そしてその機会は一年のうちにほんの数日と限られているからこそ羽目を外してしまうのではと、私は彼らに勝手にシンパシーを感じずにはいられない。


そんな私は声を大にして言いたい。
桜の時期に限らずもっと外にでよう。外でご飯食べたり飲んだりしよう。
ピクニックは子供がいる家族だけのものにしておくのはもったいない。


スイスにいたころはピクニックは私の生活において一番の楽しみだった。
立派なお弁当なんて必要ない。
パン、チーズ、生ハム、そして簡単なサラダだけ作ったりそれさえ面倒な時は野菜スティックやミニトマトを持って天気が良ければ外で食べる。
そして飲むのがお好きな人はワインのボトルやビールをお供に。
ある時は公園だったり、近くの山まで足を伸ばしてみたり、暑い時期なら湖沿いへ行けば暑すぎるときはすぐに湖に飛び込める。
そして最後は湖畔の夕焼けの美しさに酔いしれる。

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とりあえず食事は毎日するんだから、ただそれを外で楽しむだけ。


ここに引っ越してからのピクニック遍歴はまだ高尾山と昭和記念公園くらいだが、山ほどピクニックスポットがありそうで発掘するのが非常に楽しみ。


とりあえず明日は久しぶりに都心のお花見の雰囲気を楽しんでくるつもりだが、酒より人の多さに酔わないか心配している。


今夜は早く寝よう。