またまた訪れてしまったTAKAO 599 MUSEUM。
TAKAO 599 MUSEUM
高尾山の近くに引っ越してまだ半年ちょっとしか経っていないのに、すでに高尾山には麓のみも含めれば10回近く来ている。
アルプスの山々を見て育ったスイス人の旦那にとって、山は生活になくてはならないもの。
正直そろそろ高尾山では満足できなくなってきているよう。
標高599メートルしかないからね。
とりあえずこのミュージアムには前回は私と子供たちだけで訪れたので、今回は旦那も一緒に遊びに行くことに。
至れり尽くせり TAKAO 599 MUSEUM - アルプスから高尾山
今はゴールデンウィーク中ということで『世界のふしぎな虫展』という展示をしていた。
生きたカブトムシやクワガタ、花や枯葉にそっくりなカマキリなどが展示されていたが、その中で一番私の目を引いたのがこれ。
確かにバイオリンに見える。
そして虫だから『バイオリンムシ』
何もおかしいことは無い。
私は不意にちょっと前に訪れた伊豆は熱川にあるバナナワニ園のこれを思い出した。
これもコーヒーの実がなる木だから『コーヒーノキ』
何もおかしいことは無い。
しかし私は思うのである。
これらの虫と植物に名前をつけた名付け親が存在するわけで、彼らは名前を決定するときに迷いは無かったのだろうかと。
もしかしたらどちらも外来のものなのでオリジナルの名前を翻訳しただけなのかもしれないし、外来生物を日本で名づけるに当たってのルールが存在するのかもしれない。
でもちょっと直球すぎて逆に気になる。
もし名付け親に上司や同僚がいたら、彼らに案を発表するときに、
「もうちょっとひねってもいいんじゃない?」
とか
「そのまんまやんけ」
とか
突っ込まれることを心配しなかったのだろうか。
それとも名付け親はその組織のトップに君臨する権限のある人なので、そんな彼に意見できる人は周りにいない状況なのかもしれない。
いろいろ想像をかきたてられる。
そして今日うちの息子が履いていた靴下が偶然これまたバナナワニ園のお土産にと義母が買ってくれた靴下だったのだ。
これ分かりにくいかもしれないが、ワニが足に噛みついているっていうコンセプトの靴下。
なかなかいいとは思うのだが、後ろ姿を見たときにハッとした。
逆光になってしまっているし、文字の方向もおかしいがご確認いただけるだろうか。
『ワニ』の2文字を。
これはおかしいと思う。
これは企画した人もっと自身を持って良かったんじゃないかと思う。
「ワニって書かないとワニに見えないんじゃない?」
この商品をプレゼンした企画者にそんな冷たい言葉を投げかけた上司がいたのだろうか。
でも手足も付いているしヘビには見えない。
もしワニであることを明記したかったのならもっと日本っぽく、
『WANI』とか、かっこよく『Crocodile(クロコダイル)』とか『Alligator(アリゲーター)』とか、大きく裏側全体に書き殴ってやったらよかったのに。
これじゃ文字のサイズも控えめすぎて近づかないと見えないし。
なにより横書きでタテに並んでいるという不親切な情報提供。
もしかしたら、これすべてを狙ってこの文字の入れ方にしているのかも。
気になる。
ゴールデンウィークはこの真相について妄想してたらあっという間に終わってしまいそうだ。