アルプスから高尾山

国際結婚しスイスに5年住んで帰国した主婦が日本とスイスのギャップに弄ばれる

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ユニクロとGUのレジの話で拗れる

週末、久しぶりにユニクロで買い物をした。
下着や靴下などが入ったカゴをレジに持っていくと、店員はそれらをカゴから取り出し「計5点で◯◯円でございます」と言った。
何か手順が抜けたような、テンポが狂う感覚があった。
あれ、最近の日本のレジのバーコードリーダーは“ピッ”とかいわなくなったのか。

たいして気にしていなかったが、今日GUでまた靴下を買いに行ったら同じことが起きた。
レジの店員は商品についているタグのバーコードを読んでいない。
カゴから商品を出したタイミングで合計額が言い渡された。

すごい!はやい!

スイスというのどかな国から戻った私は浦島太郎状態で、きっとここに住みつづけていたら何とも思わなかったであろう日本のテクノロジーの進歩に感動しちゃうのである。

alpestakao.hatenablog.com

気になってネットで調べたら見つけた。
ICタグで瞬時に清算ができるらしい。
www.youtube.com

これはスイス人の旦那に報告しなくては。
そして帰ってきた彼にその話をした。

旦那「ああ、それならワタシは11年前のシーテック ジャパン(ざっくり言うとテクノロジーのイベント
CEATEC JAPAN 2018 ( シーテック ジャパン 出展募集 公式サイト ))で見てるよ」



これが噂の『エンジニアと一緒になるんじゃなかった』と思う瞬間である。
今更そんな話してるのかとウトい私を小馬鹿にしたような口調。

所詮、ウトい私には分からないが、分からないなりに彼の興味を察して話題を振ると「それワタシがやってることと違うよ」と素人な私を突き放し、今回のように専門外だろうけど興味あるかもと思うことについて話すとそんなの知ってるぞっていう態度。
ああ、どうして私はいつも彼にやっかいな話題を振ってしまうのでしょう。

そして私もそこで止めりゃいいのに続けてしまう。

私「でもその技術がレジで実用されてるのは見てないんでしょ?すごいはやかったよ」

旦那「あそ。だいぶ前から技術はあったけど高かったから企業も最近まで導入できなかったんじゃないかな。また人手がいらなくなるね」

私「……」



最近、脱主婦が頭をちらつく私。
求人が増えているニュースも聞くかたわら人員削減している大企業があるのも現実。
数年後には就職先が見つかっているといいのだが。
その前に次男の保育園がない。
さて、何から手をつけよう。


とりあえず仕事もないのに手当たり次第に靴下を買うのをやめることから始めよう。
最近、子育てのストレスと自分で稼いだ自由に使えるお金がないストレスから、やたら靴下を買ってしまう。
靴下なら値段も高が知れているし、消耗するので買うことに罪悪感が少ない。
でもすでに買いすぎて私のタンスの靴下コーナーに収まりきらない。
買ったら古いのは捨てるべきなのだろうが、穴が空いていないものは捨てるのがもったいない。
いい加減にしようと思っていたら、今度は息子の靴下を買ってしまうという症状に陥っていた。
そしてこっちも捨てれない。
洗っても落ちない土汚れで茶色くなった靴下たち。
最初はショッキングだが徐々に見慣れて最初から茶色っぽい靴下だったかのような錯覚に襲われる。
捨てどきを逃してしまったタンスのジャガイモたち。
さすがに息子が気の毒になった私が買った息子の靴下を見て旦那が言った。

「ああ、ワタシも靴下買わないといけない」

これは私に買い物をお願いしているという意味にとっていいのだろうか。
彼は服に興味がないのでそういうことにしよう。

気持ちよくあと数足の靴下が買える。
ありがとう、エンジニア。


よーし再就職したら思いっきり靴下買ってやるぞー。
あ、その前に靴下用のタンスも買わないと。